肌を白くする方法として紫外線対策をがんばっている方は多いと思います。そして、もう一歩踏み込んで、美白化粧品によるスペシャルケアを取り入れたいという方も。

ただ、ここでちょっと心配なことが。

A子さん
高価な化粧品を購入して本当に肌が白くなるの?

B子さん
白斑(はくはん)などの副作用が怖いよねー

ひとくちに美白化粧品といっても、その効果も副作用のリスクもまちまちです。何を基準に選んだらいいのか迷いますよね。

美白化粧品の効果や副作用の度合いを決定する要因には、配合されている成分の違いがあります。ここでは次の9種類の美白成分の効果と副作用を取り上げます。

(※成分と効果で選ぶ美白化粧品ランキングを先に見たい方はこちらから。)

参考にしたのは、美容化学者"かずのすけ"さんの著書『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)です。この中には、代表的な美白成分に対する効果と副作用が「弱」「中」「強」に分類されていて、とても分かりやすいのです。

(※効果と副作用の評価以外については当サイトでまとめています。かずのすけさんの見解と異なることもあるのでご注意ください。)

美白成分の種類1.アルブチンの効果とは

アルブチンはコケモモに含まれる成分で、「ハイドロキノン誘導体」と呼ばれることもあります。ハイドロキノンと比べると美白効果は低くなりますが、安全性がとても高いところにアルブチンのメリットがあります。富士フイルムのアスタリフトホワイトはアルブチンをメインの美白成分として採用。ディセンシアの「サエル」はこのアルブチンとトラネキサム酸をダブルで配合しています。

アルブチンの基本スペック

アルブチンの基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…優しめ
  • 副作用…弱め
  • 薬用化粧品の成分としての認可…〇
  • 作用の種類…メラニンの生成を阻害する

美白成分の種類2.ビタミンC誘導体の効果とは

ビタミンC誘導体にはいくつもの種類があり、効果と副作用の強さに幅があるのが特徴です。一般的に水溶性のビタミンC誘導体は即効性がある反面肌を刺激し、脂溶性のビタミンC誘導体は肌に優しいが即効性はない、といわれています。

ビタミンC誘導体は美白以外にも、皮脂の分泌を調整したり、炎症を抑えたり、コラーゲンの生成を促したりといった効果もあります。美白ケアにとどまらず、広くエイジングケアを行いたい人にも向いています。ビタミンCを生かした美白用化粧品にはビーグレンや、オールインワンのBIHAKUなどがあります。

ビタミンC誘導体の基本スペック

ビタミンC誘導体の基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…優しめ~強め
  • 副作用…弱め~強め
  • 薬用化粧品の成分としての認可…〇
  • 作用の種類…メラニン還元

美白成分の種類3.ルシノールの効果とは

ルシノールはシベリアモミの木に含まれる成分で、ポーラのホワイトショットが有名です。ハイドロキノンを除くと効果も副作用も弱めの成分が多い中でルシノールはより積極的に美白する成分といえます。

美白効果も副作用も中程度の評価となっています。薬用化粧品の美白成分として認められているものの中ではトップクラスの効果が期待でき、また、これまで長期間使われてきた中でも深刻な副作用が報告されていない信頼性があります。

強めの美白効果は欲しいけれどハイドロキノンはちょっと怖い、といった人にちょうどいいかもしれません。

ルシノールの基本スペック

ルシノールの基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…中程度
  • 副作用…中程度
  • 薬用化粧品の成分としての認可…〇
  • 作用の種類…メラニンの生成を阻害する

美白成分の種類4.ハイドロキノンの効果とは

ハイドロキノンは厚生労働省から医薬部外品の成分として認められていません。しかしながら、その美白効果の強力さはよく知られています。一般的に化粧品に含まれるのは濃度2%ほどで、医療機関で処方されるものが5%ほどとなっています。ただし近年では高濃度のハイドロキノン入りクリームを通販で簡単に購入できるようになっており、含有量の原則は崩れつつあるようです。

美白効果の高さを重視するならハイドロキノンは有力ですが、副作用のリスクはこの中では高め。コスメ選びは自己責任ですから、事前にしっかり調べてから購入しましょう。なお、かずのすけさんはハイドロキノンについて、美白効果は高いものの白斑リスクが未知数だとして否定的な立場をとっています。ハイドロキノン配合のアイテムとしてはビーグレンなどが有名。

ハイドロキノンの基本スペック

ハイドロキノンの基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…強め
  • 副作用…強め
  • 薬用化粧品の成分としての認可…×
  • 作用の種類…メラニンの生成を阻害する

美白成分の種類5.トラネキサム酸の効果とは

トラネキサム酸は風邪薬にも配合されていることからも分かるように、炎症を消す作用があります。肌で炎症というと、肌荒れやニキビを連想するかもしれませんが、実はシミができるときは肌の炎症が継続しているそうです。

炎症が続くかぎり、たとえ紫外線を浴びていなくてもメラニンは作られるのだとか。肌内の炎症を抑えることはシミ対策につながるというわけです。また、トラネキサム酸は「肝斑」(かんぱん)の治療にも使われています。トラネキサム酸は資生堂のHAKUやエリクシールホワイトの主要な美白成分でもあります。

トラネキサム酸の基本スペック

トラネキサム酸の基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…優しめ
  • 副作用…弱め
  • 薬用化粧品の成分としての認可…〇
  • 作用の種類…肝斑に対する効果、抗炎症作用

美白成分の種類6.プラセンタエキスの効果とは

プラセンタとは胎盤(たいばん)のことです。化粧品に用いられるプラセンタには馬や豚の胎盤を使うのが一般的。胎盤には赤ちゃんの発育を促すアミノ酸などが豊富に含まれています。肌に塗った場合は、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を正常に保つ働きや、メラニン色素の生成を抑える働きが期待できます。美白成分としての効果は優しめです。副作用の心配があまりなく、美白以外のプラスアルファ効果を期待できるのも魅力。プラセンタはオールインワンのBIHAKUなどに配合されています。

プラセンタエキスの基本スペック

プラセンタエキスの基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…優しめ
  • 副作用…弱め
  • 薬用化粧品の成分としての認可…〇
  • 作用の種類…角質の代謝を促進してメラニンを排出

美白成分の種類7.コウジ酸の効果とは

酒作りをする杜氏(とうじ)の人の手が白いことから麹に注目が集まり、コウジ酸が発見されたといわれています。三省製薬が開発した成分ですが、コーセーのいくつかのラインでも使われています。コーセーの高級ライン「コスメデコルテ」がコウジ酸を使っていたので、高級な成分のイメージがあります。

近年はワンバイコーセーの「メラノショットホワイト」にもコウジ酸が使われ、手の届くアイテムになりました。効果は中程度です。「これでシミを消す!」というよりは、保湿ケアを含む総合的なケアの一環として美白に取り組むというイメージかもしれません。

コウジ酸の基本スペック

コウジ酸の基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…中程度
  • 副作用…中程度
  • 薬用化粧品の成分としての認可…〇
  • 作用の種類…メラニンの生成を阻害する

美白成分の種類8.シムホワイト377(フェニルエチルレゾルシノール)の効果とは

高いメラニン生成抑制効果と抗酸化効果で注目されている美白成分にシムホワイト377(フェニルエチルレゾルシノール)があります

国内の化粧品としては、まだごく一部のメーカーしか採用しておらず、かずのすけさんも(私が知る限り)取り上げていない美白成分です。

チロシナーゼ活性阻害が強力で、

  • ハイドロキノンの2,100倍
  • アルブチンの7,000倍
  • コウジ酸2,400倍
  • アスコルビン酸Na(ビタミンC誘導体)の2,400倍

とも言われています。

このことはメラニン生成抑制効果が非常に高いことを示しています。

基本的にはシミを予防する効果なので、ハイドロキノンやビタミンC誘導体のように、できてしまったシミに対する還元作用は期待できません。

とはいうものの、ごく一部を除き、美白化粧品はメラニン生成抑制効果をベースとしているので、そのほとんどを上回るシミ予防効果を持つとすればスゴイこと。副作用もほとんどないと言われていることから、大手メーカーが採用する可能性はハイドロキノンよりもずっと高いかもしれません。

シムホワイト377は、今後の美白化粧品を大きく変える可能性のある新しい美白成分です。

シムホワイト377の基本スペック

シムホワイト377の基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…言及なし
  • 副作用…言及なし
  • 薬用化粧品の成分としての認可…×
  • 作用の種類…メラニンの生成を阻害する

美白成分の種類9.ロドデノールの効果とは

ここまでで取り上げた8つの美白成分の中には、そこまで深刻な副作用を伴うものは含まれていません。なぜなら、深刻な副作用を伴う成分は以前に大きな問題になり、現在これを配合する化粧品メーカーはないからです。

化粧品による白斑リスクを世に知らしめたのは2013年7月、カネボウの「ロドデノール」配合薬用化粧品による被害によってでした。

重症約5,500名を含む約1万3,500名の人が、肌がまだらになるなどの被害をうったえました。ロドデノールは白樺の樹皮に含まれる美白成分でした。

ロドデノールの基本スペック

ロドデノールの基本スペックをまとめると次のようになります。

  • 美白効果…言及なし
  • 副作用…言及なし
  • 薬用化粧品の成分としての認可…×
  • 作用の種類…メラニンの生成を阻害する

【成分と効果で選ぶ】美白ケア化粧品ランキング

まとめ役
ここまで読み進めてくださった方は、美白成分についてかなり詳しくなっていることでしょう。

A子さん
うん、それは間違いないよ。あとは成分知識を化粧品選びに生かすだけだね!

B子さん
みんなスゴイなー。私にはちょっと難しかったし、どの成分がどの化粧品に入っているかなんて全然知らないよ……。結局、どの美白化粧品を選んだらいいの?

どの美白化粧品を選べば良いかについては、その人の目的や、重視するポイント(効き目の強さや、肌への優しさなど)によって変わってきます。そうは言うものの目安となるものがあったら便利ですよね。

そこで、ここからは魅力的な美白化粧品をランキング形式で取り上げます。これまで見てきた成分知識に加え、

  • その化粧品の評判
  • 価格
  • 付加価値
  • ブランドイメージ

などを考慮して、1位から6位までの美白化粧品を絞り込みました。

なお、このランキングはかずのすけさんの見解とは無関係であり、あくまでも当サイトが上記をもとに独自に作成したものとなっています。

それでは順に見ていきましょう!

1位.ポーラ「ホワイトショットSXS」




⇒公式サイト

 

美白効果
低刺激
美白成分 ルシノール
価格 12,960円
付加価値…シミにピンポイント

美白化粧品として知名度の非常に高いホワイトショット。ここで紹介する中では最も高級なアイテムでもあります。毎日朝晩しっかり使っても3カ月分あり、1日あたりに換算するとざっと144円。いいお値段には違いありませんが、ユーザーはこれを高いとは思っていないようです。

というのも、シミにピンポイントでアプローチできるアイテムは、(効果も刺激も強力なハイドロキノンを除き)他にあまりないからです。気になるシミがあり、これをどうしても消したい、薄くしたい、となるとホワイトショットにいきつきます。

シミがターゲットなので量はあまり使いません。真珠1粒分くらいを目安に気になる部分にのせ、指の腹でやさしく押さえます。密着性の高いエマルジョンが肌にはりつき、シミの原因であるメラノサイトに美白成分をしっかり送り届けます。

長年のシミ研究の成果を生かした、ポーラだからできるピンポイント処方は他のアイテムが真似のできないものとなっています。

 

>>WHITE SHOT

 

2位.富士フイルム「アスタリフトホワイト」




⇒公式サイト

 

美白効果
低刺激
美白成分 アルブチン/ビタミンC誘導体
価格 1,080円
付加価値…ハリ肌づくり◎

保湿成分のヒト型セラミドや、色素成分アスタキサンチンを配合した「アスタリフト」からエイジングケア要素を引き継ぎ、さらに美白にフォーカスしたライン。

化粧水の前に使う先行美容液が独特で、年齢肌による浸透力の衰えを立て直し、有効成分の効き目を高めてくれる。ハリを取り戻した肌に、美白成分の中では優しめな効き目のアルブチンが働きかけて透明感を引き出す。

年齢にともなうハリ不足、くすみ、毛穴対策にじっくり取り組める人気シリーズ。化粧下地として使えて紫外線カット効果もあるD-UVクリアはリニューアルしたばかり。肌色がキレイになり、ファンデのノリが変わる! トライアルセットで新しいD-UVクリアを早くも試せるのはありがたい。

【トライアルセットの内容】

  1. ジェリーアスタリスタ0.5g×10
  2. ブライドローション18mL
  3. エッセンスインフィルト5mL
  4. クリーム5g
  5. D-UVクリア ホワイトソリューション5g SPF50+/PA++++

 

>>アスタリフトホワイト

 

3位.ディセンシア「サエル」




⇒公式サイト

 

美白効果
低刺激
美白成分 トラネキサム酸/アルブチン
価格 980円
付加価値…敏感肌でもOK

敏感肌専門ブランド「ディセンシア」から出ている美白ケア用ライン。肌を刺激しないことを最優先しつつ、美白成分の中でも優しめなトラネキサム酸とアルブチンをダブルで配合

肌に優しいので、妊娠中にできたシミ対策に使うという女性も。「敏感肌だから美白ケアを諦めていた」という人のための美白化粧品。

【トライアルセットの内容】

  1. 薬用美白化粧水20ml…アルブチン配合
  2. 薬用美白美容液10ml…アルブチン&トラネキサム酸配合
  3. 薬用美白クリーム9g…アルブチン配合
  4. CCクリーム1回分

 

>>DECENCIA

 

4位.ビーグレン「ホワイトケア」




⇒公式サイト

 

美白効果
低刺激
美白成分 ハイドロキノン/ビタミンC誘導体
価格 1,944円
付加価値…ニキビ・ニキビ跡ケアOK

ホワイトクリーム1.9には強力な美白効果を持つハイドロキノンを配合。ハイドロキノン濃度は1.9%とやや控えめで低刺激を優先している。その分、独自のナノ技術によって浸透力を高め、角層のすみずみまで素早くいきわたらせることで効果を引き出す。

ローションとCセラムには高浸透のビタミンCを配合。ビタミンCには美白効果のほか、毛穴を目立たなくしたり、ニキビの炎症を抑えたり、ニキビ跡の色素沈着を薄くしたりといった効果も期待できる。

洗った後につっぱらず使用感が良いと評判なのがクレイウォッシュで、毛穴汚れを落とし、スキンケアの浸透力を高めるなど、美白ケアをサポートしてくれる。

美白効果を差し引いて考えても総合的なスキンケアレベルが高いため、くすみやシミ対策以外にも、毛穴やニキビ対策としても活用できる。

長期的にはシミを薄くすることを狙いつつ、短期でも、肌のトーンアップや毛穴を目立たなくする効果がすぐに欲しいという人にぴったり。

【トライアルセットの内容】

  1. クレイウォッシュ15g
  2. QuSomeローション20mL
  3. Cセラム5mL
  4. QuSomeホワイトクリーム1.9 5g
  5. QuSomeモイスチャーリッチクリーム 7g

 

>>頑固なシミを消すサイエンスコスメb.glen

 

【関連記事】ビーグレンとアンプ―ルを比較!トライアルを選ぶならどっち?

5位.「BIHAKUホワイトエッセンス」




⇒公式サイト

 

美白効果
低刺激
美白成分 ビタミンC誘導体/プラセンタエキス
価格 1回目送料690円、2~5回目7,900円(送料無料)
付加価値…アンチエイジング

BIHAKUホワイトエッセンスはAPPS(進化型ビタミンC誘導体)、フラーレン、幹細胞エキス、プロテオグリカン、プラセンタなどを配合したオールインワン。

公式サイトでは初回無料(送料のみ負担)のキャンペーンを実施中。5回(約5カ月分)の購入が条件となっており、5回分すべて購入した場合の1日当たりの費用は208円の計算に。オールインワンなので他のスキンケアを節約できることを考えると、まずまずのお値段。

APPSは浸透力が高いビタミンCで美白効果のほかにも、コラーゲンの再生を促し、肌のハリを保つ働きも。フラーレンは強い抗酸化作用を持つ高級な美容成分で、アンチエイジングの分野でも注目されている。

フラーレンにはビタミンCが酸化してしまうのを防ぐ働きもあり、APPSと一緒に配合することで相乗効果を発揮。保湿をサポートする成分も充実しているので、毛穴、ニキビ、ニキビ跡、年齢肌対策など総合的なスキンケアが可能に。とにかく成分がリッチなので芸能人にも愛用者が多いのだとか。

オールインワンで時短しながら美容成分を贅沢に肌に与えたい人、美白と同時にエイジングケアにも取り組みたい人にぴったり。

 

>>BIHAKU

 

6位.資生堂「エリクシールホワイト」

美白効果
低刺激
美白成分 トラネキサム酸/4MSK
価格 1,188円
付加価値…つや玉づくり◎

エイジングケアブランド「エリクシール」から出ている美白用アイテム。頬の均一なハリから生まれる「つや玉」を作るというコンセプトはそのままに、あのHAKUと同じ美白成分2種を配合。

朝用乳液が秀逸(しゅういつ)で、化粧水の後はこれをつけるだけでスキンケア完了! 忙しい朝にも時短ができて、1日中紫外線をカット! 乳液だから保湿力もあり、化粧直しにも使いやすい。資生堂の他のラインを愛用している人の中でも、「乳液はエリクシールホワイトで」というケースも少なくないんだ。

シミにアプローチするというよりも、どちらかというと透明感や肌のトーンをアップさせるための美白ケア。篠原涼子さんが使っていることでも有名。エリクシールが得意とするハリ肌づくりと、肌のトーンアップを同時に狙えるのはスゴイ。

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